最後に神山監督のインタビューが付いています。
短編はほぼ新人隊員の話です。
9課のオリジナルメンバーも出てきます。
お話的には、
・CQB訓練
・電脳戦
・アズマの捜査話
・ウチコマ話
・プロトの話
・市街地戦(狙撃含む)
といった感じです。
内容量の割りにお値段は張りますが、
いろいろな話が読めて楽しいです。
以下ネタバレ。
自分としてはウチコマの話が印象的でした。
読み終わった後、自動車の衝突実験を思い出してみたり…。
ウチコマは確かに機械なのだけど、一方的な破壊は酷く思えるよなぁと。
でも自動車の衝突実験ではそうは感じない。
もったいないなぁとは思うけど。
ではどこからそのような感情を抱くのか。
どこまでは許容範囲なのか。
とかとか。
しかしまあ全体的に新人隊員が功を焦ってるのが気にかかります。
精鋭部隊なのにそれでいいのかと。
嫉妬やら焦りやらを抱くような連中でいいのかと。
1件を10割の解決でなく、3件を8割解決する方針(人員増強)だから仕方ないのか…。
オリジナルメンバーにそういうタイプがいなかったので、
違和感が強いですね。
著者がそういうタイプなのかなと邪推してみたりもしました。

攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX SECTION-9